不倫という行為には正当性がなく、たとえば昨今を賑わせた議員やアーティストも不倫が原因で引退することになり、それについて擁護する人は少ないでしょう。そもそも不倫を擁護するということは、不倫に対して肯定的だと捉えられてもしょうがないのです。

なお、不倫するかどうかは別として「不倫くらい、別にいいじゃん」みたいなことを言った有名人がどうなったかは、皆さんも知っていますよね?つまり、事情がどうあれ不倫はいけないことであり、非難されても擁護はできないわけですが…もしも詳しい事情を知ったら、「擁護はしないけど、心情的には理解できるかも…」と思うかもしれません。

最初に伝えておきますが、私は不倫を推進しているわけではありません。できればおしどり夫婦のような仲良しがいいと思いますし、不倫せずに生きる人のほうが立派だと分かっています。しかし、不倫サイトを使って相手の事情を聞くことがあれば、「この人の場合、しょうがないのでは…」と感じることはありました。

たとえば、私が会ってきたC(仮名)という女性も、非難する気にはなれません。これは私も不倫サイトを使っているという負い目もあるのですが、Cの話を聞くと本当に不憫でして、不倫でもしないとやってられないと思うのです。

Cが不倫を始めた理由は、やはり夫が原因でした。Cの夫は建築関係の仕事をしており、よく仕事先へ出張するのですが…その度に女遊びを繰り返し、酷い場合は妊娠までさせていたのです。ただ、Cは結婚を機に仕事を辞めさせられたので、生活力を奪われていました。

その結果、夫がどれだけ女遊びをしても我慢するしかなく、日々つらい思いを押し殺していたのです。そんなとき、不倫サイトで知り合った男性は優しい言葉で慰めてくれて、セックス中もずっと気遣ってもらえました。

それ以降、Cはいろんな男性に優しくされることで「離婚できなくても、今は幸せだから…」と割り切れるようになり、なんとか心も穏やかに保てているらしいです。Cを擁護できないのは最初にも書きましたが、皆さんの目から見ても、Cは悪人だと言えるのでしょうか?

私がCと会ってみたところ、やはり不倫自体には罪悪感があるようで、「夫にバレたら、ちゃんと謝るよ」と話しています。私は「いやいや、夫が先に謝るべきだろ…」とは思うものの、それが言えないのが悲しいところかもしれません。

不倫サイトを使うことは自慢こそできないものの、誰かの駆込寺になっているかもしれないのです。